ラマダンとワーカー

インドネシアの首都ジャカルタの郊外にある工場を視察してきました。

まず驚いたのが、交通インフラの悪さ

ジャカルタ中心部から、工業団地までのハイウエイは車が数珠つなぎどころではなく、6から7車線あろうと思われる高速道路の溢れんばかりの車、車、車・・・・
その車のほとんどが日本のメーカーの車。トヨタ車の多いこと。
現地在住の人に聞いたところによると、1日に約2,000台の車が売れるとのこと。
2,000×30日×12カ月=720,000台

トヨタが自動車生産台数、世界で初めて1,000万台を超えた2013年
インドネシアでの車な販売台数の多さにびっくり、さらに、インドネシアで販売される台数の約8割がここジャカルタとのこと。交通事情が悪くなるのが目に見えて分かるとのことでした。

その、ジャカルタ、ご存じのとおりイスラム社会なのです。そして今、イスラム暦(ヒジュラ歴)の第9月(ラマダーン月)、この月(29日または30日)の間、イスラム教徒には断食が義務付けられているのです。
日の出から日没まで、飲食はもちろん、喫煙も禁止されているのです。

工場で働いているローカル(現地)の人たちの多くはムスリム(イスラム教徒)です。工場のラインで働く女性のイスラム教徒(ムスリマ)はヴェールを被って仕事をしているので見ればすぐに分かります。9割以上がヴェールをかぶっていました。
工場もイスラムのしきたりを必然として受け入れ、礼拝施設も当然ながら設置されていました。

工場を管理している日本人スタッフに聞いてみると、ムスリム達は仕事始めの7時から(ここでは、勤務時間は7時始業、4時終業)終業まで、昼食はおろか水も飲まないで仕事をしているとのこと。(中には、人目を盗んで口にする信仰度の低いムスリムもいるらしいけれど・・・)

ラマダン明けは日本でいうお正月のような約1週間の休暇が始まります。物価も上昇するようです。

ホテルからのジャカルタ市内

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インドネシアの今年7月のカレンダー
(7月25日からが休みになっている。企業によって変動するらしい。)

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ショッピングセンターに入ってるユニクロ

値段は日本と全く同じくらい。ルピアなので、日本の価格をほぼ100倍した値札がついていました。ポスターなどなどもまったく同じで、日本にいるような錯覚をおこしてしまいます。

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