MFクラウドを開始しました

「クラウド」が広まって、社会が大きく変化しています。

 そこで、私の事務所では、5月から、クラウド型の会計システム「マネーフォワード」の「MFクラウド」を導入いたしました。内容はこちらからご覧ください。

「クラウド」と聞くと「雲」を想像します。こんなイメージです。

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 クラウドの特長のひとつは、利用にあたって、コンピューター=サーバーの所在地が意識されない点です。たとえるならば、クラウド(雲)の中にあるコンピューターを地上から利用しているようなイメージです。
その「クラウド」の形態で提供されるサービスを「クラウドサービス」と言います。

従来のコンピューターでは、利用者は手元のパソコンの中にあるソフトウェアやデータを利用していました。しかしクラウドサービスでは、ネットワークを経由して、雲(クラウド)の中にあるソフトウェアやデータをサービスの形でつかうのです。

 「Gメール」や「Yahoo!メール」は、メールソフトを自分のパソコンにインストールする必要がありません。
Webの閲覧に使用している「Internet Explorer」や「Chrome」などのブラウザーがあればサービスを利用できます。また、自前のメールサーバーを用意する必要もなく、ユーザー登録だけすれば、「どこにあるかは分からないが、どこかにあるだろうサーバーとメールソフト」を使って、メールの受送信や閲覧ができます。

 このようなネット上のどこかにあって仕事をしてくれているが、どこにあるかはよく分からないサービスを、「クラウド」と呼びます。

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 そこで、業務用のクラウドサービスに共通するメリットについてご説明します。

 まず第一点目は、導入が容易でリスクが少ないことです。
このことが、業務用クラウドサービスを使うもっとも大きなメリットかもしれません。

 第二点目は、運用が楽なことです。
クラウドでは、ハードウエアも、それを置くスペースや動かすための電力も、すべてをサービス提供会社が保持し管理します。また、業務用のアプリケーションや基本的なOSソフトなどの維持管理も、すべてサービス提供会社が行います。
利用できるソフトウエアは、常に最新のものが提供されます。このため、これまでは手動で行っていたバージョンアップ等の作業も不要になります。
「持たずに使う」。これこそがクラウドのメリットです。

 第三点目は、「月額いくら」「1ユーザいくら」という従量課金で使えることです。
「月額いくら」「1ユーザいくら」という従量課金のクラウドサービスは、必要な時に必要な分だけ利用して、サービスの利用料を支払います。必要最小限のサービス利用で無駄を省けます。

 第四点目は、利用するサービスメニューから、使いたい機能だけを選択することができることです。
利用期間や利用人数ばかりでなく、実際に使用する機能(サービス)も、必要なものだけに絞って利用できるため、ここでも無駄な費用が発生しません。また、必要時にすぐに利用できることも魅力になります。

 まだ、新しいシステムで、滅多にあることではありませんが、サービスを提供している会社が、倒産などでサービスを中止してしまったり、ネットワーク障害やサイバー攻撃等でサービスを継続できなくなったりすることもあり得ます。無料のクラウドサービスなどでは、このようなことがしばしばありますが、業務用の有料サービスでは、あまりありません。とはいえ、起こらないことではありませんので、できるだけしっかりした会社から提供されているサービスを選ぶことは大切でしょう。サービスの内容が企業向けか個人向けかを見極めること、サービスレベルや約款に留意することが必要だと思っています。

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