年間販売台数1000万台を世界の自動車メーカーで始めてなし得たトヨタ。
14/3月期で、売上高25兆6919億円、営業利益は過去最高の2兆2921億円。
完全復活をしたかと言われるトヨタ自動車。
お得意の「カイゼン」提案件数がピークの2007年比、2/3まで落ち込んでる。など、生産現場に異変が起こっている。
燃費競争でも、マツダやホンダに遅れをとった。
トヨタを待ち受けている危機とは主に3つです。「新興国市場での苦戦」、自動運転車などに代表される「パラダイムシフト」、そして強さの源泉だった「現場で起こっている軋み」。それはトヨタのみならず、日本のモノ作り企業全体に共通する危機でもあります。
経営トップである豊田社長と、それを支え実質的に現場を取り仕切る6人の副社長の立場の取材記事。
自らの会社と重ね合わせて将来の経営戦略を練る。現在のトヨタは、その際、格好の教科書になります。
(日経ビジネス 2014.6.30 号)