10月17日に開催されました日本デジタル研究所(JDL)の
「私が実践した業務改善とその成果」
という、JDL展示会のセミナーで、
我が事務所の取り組みを発表させていただきました。
講師を引き受けた最大の理由は、
税理士事務所の置かれている環境が急激に変化していること
への危機感と税理士事務所の進むべき方向を伝えたかったからです。
経済取引が「電子化」に大きく移行しています。
税理士事務所のクライアントの売上先や銀行との取引は、
電子で行われている(電子データで入手可能)であるのに、
クライアントの取引データをプリントアウトしてもらい、
郵送(宅急便)で送付を受け、会計システムに手入力し、帳簿を作成している。
そんな事務所が多く存在しているのが現状です。
そのなか、JDLも少しずつではありますが、
いわゆる「フィンテック(Fintec)」への対応がされてはいます。
記帳代行中心の事務はどんどん省力化され、AI(人工知能)の活用により、
ほとんど自動化される日は近いと思います。
そのため、今までの会計や税務知識はもちろんのこと、
ITリテラシーが必要になってきます。
ITリテラシー:(情報機器やネットワークを利用し
集めた情報を自分の目的に沿きる能力)
つまり、
・情報収集や情報評価
・情報発信
・情報処理に関する総合的な知識に関する能力
を高めることで、
会計データを活用した経営サポートをすること。
これが、これから税理士事務所が生き延びるポイントで、
私がこのセミナーで伝えたかったことです。