お盆の休暇中、高野山の宿坊「一乗院」に宿泊し、写経をしたり、早朝の勤行に参加。加えて、以前から関心のあった「阿字観」を体験しました。
禅宗における「禅」はよく知られており、私も一時期参禅会に参加していたことがあります。
私の家は禅宗ではなく、真言宗。弘法大師、空海のことを少し本を読んだりしていたところ、「阿字観」のことを知り、今回の阿字観体験に至りました。
「阿息観 (梵字のア 大日如来の種字)」は
吐く息、吸う息に、ひたすら命の根源である(梵字のア)の声を唱えて天地と呼吸を通わせ、(梵字のア)の声と一つになって宇宙(大自然)との一体感を得る瞑想法です
1 調身 (座法) 半跏座・法界定印
2 調息 (浄化呼吸法)
3 正観 (宇宙との一体感を感じる)
4 出定 (終了方法)
まだまだ、入門部分のみ、それも約一時間の体験。それでも、座禅のような、圧迫感のようなものはなく、呼吸法から次第に瞑想に近い状態に近づき、体と頭が少し熱くなるのを感じました。この呼吸法は日常生活でも取り入れやすいもので、生活の中で生かしていければと思っています。
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阿字観(あじかん)とは(一乗院ホームページより)
阿字観とは、大日如来を梵字の「阿」字を本尊として、自身と御仏が一体となる様を体現する、真言密教独特の瞑想法です。非常に奥深い瞑想法ですので、皆様には前段階の数息観、阿息観を体験して頂きます。
数息観とは呼吸を観じる瞑想法、阿息観とは呼吸の出入に大日如来の『阿』つまり大宇宙の響を観じる瞑想法です。特に呼吸法が大切ですので、しっかりと説明をさせていただき、自宅や通勤途中でも練習できるような方法も説明いたします。ご帰宅後も呼吸法と座法を演習することにより、心身ともに健やかな時間をおくることが出来ます。
高野山、金剛峰寺でも「ちょっと一息 阿字観体験」ができます。(一日4回 9:30 , 11:30 , 13:30 , 15:30 参加費1,500円です)
写真は金剛峰寺ホームページより転載いたしました。