2025年 今年読んだ本 BEST5

2025年 今年読んだ本 BEST5
 今年読んだ本BEST5です。
1 日中外交秘録‐垂秀夫駐中国大使の戦い‐ 垂 秀夫
2 ChatGPT&Copilotの教科書・Copilot×Microsoft365
3 ジャパン・ウエイ‐静かなる改革者たち  池上重許ほか
4 西洋の敗北と日本の選択・西洋の敗北 エマニュエル・トッド
5 コンビニ人間 村田沙耶香

1 日中外交秘録‐垂秀夫駐中国大使の戦い‐ 垂 秀夫

本書は2023年に退官した元駐中国大使・垂秀夫氏による回顧録です。
40年近く対中外交に従事した著者が、
中国共産党内の独自人脈を駆使した情報戦や、
恫喝に屈しないタフな交渉の舞台裏を詳述。
鄧小平から習近平時代への変遷、尖閣危機などの内幕を通じ、
一人支配を強める現代中国の本質を鋭く分析しています。
「中国が最も恐れる男」と呼ばれた外交官が、
日本の国益を守るための戦略的な対峙のあり方を説く一冊です。
著者の主張を箇条書きでまとめました。
・ 中国外交の特徴は「長期的視野」と「戦略性」にある
・ 交渉では一貫性を保ちつつ、状況に応じて柔軟に対応する
・ 日本側は固定観念を捨て、現場感覚と相互理解を重視すべき
・ 日中関係は「対立と協調の両面」を持つため、冷静な対話が不可欠
・ 信頼構築には継続的なコミュニケーションと柔軟な姿勢が必要

2 ChatGPT&Copilotの教科書・Copilot×Microsoft365

『ChatGPT&Copilotの教科書』(中島大介著)は、生成AIの基礎から、
意図通りの回答を引き出すプロンプト(指示文)の思考法までを網羅した、
全ユーザー向けの総合ガイドです。
一方、**『Copilot×Microsoft 365』**関連本(活用ガイド等)は、
WordやExcel、PowerPointといった実務アプリとの連携に特化。
事務作業の自動化や資料作成の効率化など、
ビジネス現場での即戦力となる具体的な活用テクニックを体系的に解説しています。
AI全般の使いこなし(思考法)**を学びたいなら『ChatGPT&Copilotの教科書』
明日の仕事(Office操作)**を楽にしたいなら『Copilot×Microsoft 365』
から読み進めるのがおすすめです。

3 ジャパン・ウエイ‐静かなる改革者たち  池上重許ほか

 日米の研究者がソニーや日立など105社のトップに取材し、
日本独自のリーダーシップモデル
「リゾリュート・ジャパン(RJ)」を提唱した一冊。
停滞の要因とされる従来の合議制から脱却し、
不確実な時代に毅然とした決断で企業文化を刷新する
「静かなる改革者」たちの実像を分析しています。
過去の慣習を打破し、グローバル競争で再び日本企業が輝くための
変革の指針を体系化した、次世代リーダー必読の経営書です。

4 西洋の敗北と日本の選択・西洋の敗北 エマニュエル・トッド

著者:エマニュエル・トッド氏はフランスの歴史人口学者・人類学者。
家族構造や人口統計(乳児死亡率など)をもとに、
1976年に「ソ連崩壊」を的中させたことで世界的に知られます。
独自の視点で国際政治を分析する「知の巨人」です。
著者は、産業の空洞化や価値観の崩壊により、
米国主導の「西洋」はすでに敗北したと分析。
『西洋の敗北』では、ウクライナ紛争を機に西側の弱体化と
ロシアの強靭さが露呈したと説きます。
続く『西洋の敗北と日本の選択』では、米国の守護が揺らぐ中、
日本は「核武装」の検討も含めた自立的な安全保障と、
独自の外交戦略を歩むべきだと警告しています。
冷戦後の常識を覆し、日本の生存戦略を問う衝撃の地政学書です。

5 コンビニ人間 村田沙耶香

『コンビニ人間』を読み、昭和を生き抜いた私には衝撃的でした。
かつての仕事は、家族や社会を支える誇りあるものでした。
しかし、主人公・恵子が「コンビニのマニュアル」に従うことでしか
自己を保てない姿に、代社会の歪みを見た気がします。
これを異様と一蹴するには、彼女の孤独があまりに切ない。
組織の歯車として生きた我々の世代と、彼女の何が違うのか。
「普通」という言葉の暴力性を突きつけられた一冊です。
この作品は芥川賞を受賞し、世界的なベストセラーとなりました。

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